(道路公団の保証業務についての記事特集です。

このサイトでもたびたび取り扱っていますので、近々まとめます。

今回の論点は二つです。

1、扇国交相は財表の検証結果から、粉飾が行われていないことを容認。内部告発幹部を非難。

2、一方、公認会計士協会は「あの検証は、基準に定められた計算方法と合致するかを調べただけであるのに、『監査』と同水準の保証(財表の適正性を保証)と受け止められるような道路公団の説明(総裁が『信頼性が確保されたのではないか』と発言)がある」と反発。


国交相、藤井総裁の責任問わず財務諸表も容認の方針

http://www.asahi.com/business/update/0902/087.html

道路公団:

財務諸表の検証結果を容認 扇国交相

http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200309/02/20030902k0000e020063000c.html

国交相は、現職幹部が「債務超過」と指摘する「幻の財務諸表」の存在を月刊誌で内部告発したことについて、「ある国際弁護士の話だが、外国で民間会社のものを役員会にかけないで外部に持ち出せば、産業スパイ行為として即犯罪になる」(毎日)

会計士協、道路公団に不快感表明

http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20030902AT1F0201A02092003.html


(参考URL)法規委員会研究報告第3号

監査及びレビュー等関連業務の契約書作成について

http://www.jicpa.or.jp/technical_topics_reports/017/017-20030722.html


メモ:今度は監査とレビューの範囲と手法の違いについてまとめる。

今回の道路公団についての保証業務は以下のような関係ではないか?(例えとしての試案)

S=新日本の行った保証

T=財務諸表監査

本来の関係:S⊂T (⊆ではない)

cliantの心証:S≒T

(数学記号はwikipediaに準拠。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%B0%E5%AD%A6%E8%A8%98%E5%8F%B7%E3%81%AE%E8%A1%A8