ソースと文献

http://amrita.s14.xrea.com/d/?date=20040203#p04

compile……編集する、資料を集めるといった意味ですね。以前にも説明を受けたことがありますが、縁遠い言葉なので、どうもピンとこないのです。が、この例えは面白いと思いました。

つまり、「ソース」という経験の無い人は、無意識に次のどちらかの選択で考えるわけです。

責任ある分野では「文献」(古典)という非常に負荷のかかる所をリサーチする

責任ない分野ではリサーチをしないで、自分の脳内だけの仮説で発言する

そして、「ソース」という経験のある人は、無意識に次のような選択を行なうのです。

責任ある分野では「ソース」を「読みこんで」調査する

責任ない分野では「ソース」を「コンパイル」して調査する

コンパイル」という操作は、プログラムコード以外にはあり得ませんが、無意識にそれを求めてしまうわけです。そして、見識の高い専門家のブログやリンク集等をチェックすることで、「コンパイル」の代用となる経験をしようとするわけです。それが、たまたまネットのリテラシーのつながることで、効率よく幅広い基礎知識を身につけることにつながります。