マルチプル経済について

http://nikkeibp.jp/sj2005/column/a/11/index.html

「マルチプル経済」は、このあとでも説明があるが、要するに「数式上の仮説に基づいて、株価収益率(PER)、ヘッジング、デリバティブなどのテクニックを使って資金を調達し、世界市場を動かしていく経済」である。

以上のことが、同時に起きているのが現在の社会であり、その根幹にあるのがIT革命というわけだ。

そして、講演は「マルチプル経済」に焦点が当てられていく。マルチプル--つまり、企業や資金の価値が何倍にもなるのは、新しい経済構造のもとで、企業の時価総額の考え方が変わり、取引所が実際の資金の何倍もの掛け率を取り扱うようになったからだと大前氏は説明する。

この前,テキストを読んでて(Penman(2003)),Multipleをどう訳そうか考えあぐねたのですが,大前さんはそのまま「マルチプル」としていますね。