文化的ケチ

 被害甚大な具体例を挙げると、ディズニーとマイクロソフトWBCである。全部アメリカ発だ。


 これらの営利団体は、自分のアイディアをさもオリジナルのごとく囲い込み、巨額の利益を貪るケチである。


 一番罪が重いのがディズニーだ。当然、ウォルトは悪くない。悪いのは、彼の死後、その遺産を既得権益とし、独創性のかけらもない、予定調和の組合せと技術革新の応用だけで、臆面もなく新作でございと映像コンテンツとそれに関連する商品とパーク展開をしている面々である。あまつさえ、自分たちのみの利益を守るため、それを他国にも強要せんと、TPP交渉で著作者死後の著作権を延ばそうと画策している。全ての著作物は、先人の偉大なる創造物を畏敬し、その成果をありがたく頂いて成り立つものであるのに、その意識がまるで無い。


  他に散見される少数の営利団体も大同小異である。


 ならば、手始めに、その諸営利団体の主張を、他国に押しつける前に、そのまま自国のみに適用してみれば良い。自明の帰結として、宝の持ち腐れとなり、多様性が育たず、文化が衰退し枯れ果てて行くことは火を見るより明らかである。それをリッチコンテンツ大国の日本から眺めてみるのも一興ではある。まず他のアメリカのコンテンツホルダーが許容するとは思えないが。


 死後著作権の延長は、所詮一部の遺族と企業、そしてその周辺だけが恩恵を被る構図にあるので、ほとんど大多数のコンテンツホルダーが、全ての著作物は森羅万象を起点として創造されることを強調し、死後著作権の期限を維持し、おのおのがそのポリシーに従って毅然と対処すれば恐るるに足らない。


 せいぜい巨額の純利益を稼いで、高額の税金を納めるがいい。


 今の私の英語力では、この主張を適切かつ的確に表現できないので、どなたか英文に翻訳して下さると助かります。