卑しいついでに。

この前、研究室で、別のゼミに所属するM君(社会的選択理論が専門)と話をしていて、彼はかつては国際経済がらみの金融論を専門にすべく、毎日参考文献を読んでいたのですが(その様子は同じ研究室にいて違う作業していたので私も知るところですが)、どうも自分には向いていなかったのではないか、と告白し始めたのです。

「ボク、お金とか株とかに興味全然無いんですよね」と彼は突然言うのです。「株とか、手を出してみようなんて、一度も考えたことないですし」

「な、なんだってーーー!!」ΣΩΩΩ

と、一人なのにMMRな反応をしてしまった私でした。

私は今、某辺境大学の経済学部に所属していますが、入学した当初、経済学部にいる人間は、当然みんな、お金が大好きなものだと思い込んでいました。が、入学してしばらくすると、どうもそうでもないような雰囲気を感じ始めました。それは私にとってはとても謎なことでした。

好きじゃないものを、どうして研究しようと思えるんだろう……?

もちろん、経済学はお金だけを扱う分野ではないので、他の学部よりとりたててお金大好き人間が集まっているわけではないことも今では理解しています。

それでも、M君みたいに淡白な人が経済学部にいることは驚きだったわけです。

ここまで読めばわかると思いますが、私はお金大好きです。話せば長くなるので別の機会に譲りますが、500円玉なんかがとても好きです。投資だって、いつかは、と虎視眈々と狙っているのです。なので、M君との温度差を今更ながら感じました。