英文開示企業の専門市場2007年度メド解禁・金融庁

http://bizplus.nikkei.co.jp/genre/zaimu/index.cfm?i=2004061009321b5

金融庁は2007年度をメドに、英語のみで財務情報を開示する企業の株式を取引する専門市場の開設を解禁する方針だ。同庁は有価証券報告書を英文で開示できる仕組みを検討しているが、和文開示と混在すれば国内投資家が混乱しかねないと判断。外国企業の上場誘致を狙った株式市場をつくり、取引所の国際競争を後押しする。

今日のゼミで、会計士の方がゲストの韓国人の研究者に「海外投資家を視野に入れたインフラは、韓国ではどのようなことがされているか」というような質問をされていましたが、おそらくこれが念頭にあっての発言でしょう。

それで思い出しましたが、この前の日経ビジネスには逆に、企業統治の面から海外投資家を懸念する特集が組まれており、その特集では企業からの視点では「安定株主の確保」を重要視しているように受け取れました。国策としての市場管理は難しいところです。