出席の取り方tips

http://d.hatena.ne.jp/dice-x/20050520#p1

孫引きです。

青山政利(近畿大学)「講義の工夫」(『私大教連おおさか』19号、2005.4.20)より。

でも学生個人の名前がわかっている講義をしたいという思いから、出席の取り方を一工夫しています。……学生の意志のままに座らせながら、座っている場所を把握しながらという方法です。

それぞれの教室の座席配置にあわせて、空白の座席表を毎回用意し、その座席表に、その日に学生が座っている場所に名前を書き込ませる、という方法で出席をとっています。さすがに二〇〇人もいると全員が名前を書き終えるのに一五分ほどもかかってしまいますが、五〇人程度の講義でしたら五分もあれば書き終えてくれます。この間も講義は進めているわけですからタイムロスは実質的にありません。

これを身ながら講義を進めていきますから、真剣に講義を聞いている学生、ぼんやりしている学生。誰なのか一目瞭然です。学生に質問をするときも、学生の顔を見ながら個人名で指名することもできます。叱るときも名指しできます。こんな方法で、ささやかですが、なるべく個人として評価する努力をしています。

今すぐ必要なことじゃないですけど,面白いアイディアです。

学部のとき,先生がいろいろ工夫されているのに興味がありました。

この方法が,人数がさほど多くなければ今まで見た中で一番スマートだと思います。ただ,どちら向きで書くかでちょっと問題がありそうですね。学生側で記名すると,講師側からみる時は逆になります。私はこの手の把握が苦手です。とほほ。


名前を呼ばれることは大きな意味があります。去年の学部生に,それをどうやら自覚的にやっている人がいて,大いに参考にさせてもらいました。何かあったらすぐ名前を確認して,責任の所在を明らかにすることは緊張感を与え,情報の出所も明確になるので間違いが少なくてすみます。