ええ、現実逃避ですとも。終わったら戻りますってば。本当。


唐沢俊一さんのweb日記http://www.tobunken.com/index.htmlからです。

20日(水) ビートルズがぼったくる ヤァ!ヤァ!ヤァ!

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(8月20日分です)

一行知識の本、持ってます。トンデモ一行知識の逆襲(ASIN:4479390804)です。いろいろ無茶なことが書かれていて面白かったです。そういえば自分は、マンガ雑誌を全部読み終えてなお、熱心にコマ下の豆知識を読む子供でした。*1その割には、巷間で話題のトリビアについて、何となくついていけなかった理由の一つが解消されたような気がします。テレビではちょっと、隔靴掻痒の感があったのです。そもそも、流行りに乗りにくい性格ではあります。


引用です。少し長くなります。


テレビで 『トリビアの泉』。オンエアで見るのはこれが初めてだったかも。

自分がスーパーバイザーやっている番組に関しては言いづらい(仕事の秘匿義務上 言えない)ことも多々なのだが、見るたびに“しかし、ウスい番組だなあ”と、感心 する。勘違いしないで欲しいが、“憤慨”ではない。感心、である。なるほど、テレ ビというのはこう作らなければいかんのか、と毎度思う。私には絶対に出来ない。こ れを作れと言われても無理である。テレビの世界に行かなくてよかった、と、胸をな で下ろしているのである。

この番組が高視聴率をキープし続けている理由というのは、一にかかって、視聴者 のレベルを知りつくした、その内容の希釈の度合いにある。先日、コミケで同人誌を 買いに来たオタク体型の客が、“あの番組、ウスくないですか”と話しかけてきたと き、K子が間髪を入れず、“ウスいからウケてるのッ!”と切って捨てた。今日の番 組でも、“トリビアの種”コーナーなど、あのネタでここまで引っ張れるかと、そっ ちの方が、私にとっては“へぇ”であった。 (中略)

私は我人共に認めるマニア人種だし、オタクである。そのことにいささかのアイデ ンティティも賭けている。この番組だって、こう言っては口幅ったいが、私の著作が なければ企画されなかった番組(このことは制作スタッフもちゃんと明言してくれて いる)である。しかし、私の一行知識の本が数万部にとどまり、この番組の公式本が 70万部を軽く突破していることも事実だ。そこらへん(マニアでこれからもあり続 けるためにも)自分の限界として、きちんと押さえておかないといけないな、と自戒 する。夜郎自大になったマニアほど醜いものはない。

引用ここまで


トリビア公式本(ASIN:4063527026ASIN:4063527034)、70万部overですか。すごいですね。ネットでの評判を見るとあながち誇大評価でもなさそうです。ウスい、という他に、演出の妙もあるかな、と感じています。「へぇ」ボタンとか。そして、プライシングと装丁も、相変わらずフジテレビは上手いなあ、と感心しています。普段、あまり本を買わない人でも手に取りやすく、買いやすい感じがします。


ですが、披瀝できるトリビアもないものですから、捕捉サイトさんを紹介して終わりにします。


とにかくトリビアの泉(深夜時代から放送分を捕捉紹介)

http://trivia.web.infoseek.co.jp/

*1:田舎なのと自由に買える冊数と蔵書が少なかったので。