http://d.hatena.ne.jp/nazoking/20031227#1072452088

あれ、「有り難い=めったにない」ってことは、「あんまり何度も言うのは大げさすぎる=効果が薄れるよね」 という意味だったのですが、全然そんな風に読めません。特に他力本願あたりは意味不明…どうもすみません*1。

ちょうど良い機会なので、常々自分が感じていることを少々。

言葉は、本来の意味を離れて、より人口に膾炙しやすい方向に変化し得るものと解釈しています。

例えば、「ら抜き言葉」であるとか「確信犯」に代表されるような誤用も、自分では使いません*1が、実際に用いている人が多く、発言者の意図している内容が誤解や過不足なく伝わるようであれば、それで十分だ、と判断しています。

で、「ありがとう」なのですが、この言葉も、本来の意味を離れて、よりカジュアルに使われるようになったため、本来の意味合いよりも効果が薄れてしまっています。

よって、「ありがとう」に、グレードを上げるためには、さしあたり「本当に」とか「まことに」とか強意の副詞をつけたり、行動で示すことが考えられます。


自分個人の判断では、感謝の意を表明するのには、気軽であるほうが良いです。

*1:単なる好みの問題です。