問われている、今後の大学入試のあり方

http://blog.livedoor.jp/shiki01/archives/50264795.html

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採点を休んでエントリ作ってます。これには思うところが多々あります。


「良質な問題作成につながるという観点から期待がもてる」と文科省の方の意見がご紹介されています。ここでは、「他の大学と重複しない」とか、「重複を避けるあまり、変な作り方にならない」という意味でしょう。そういう意味では、問題作成者は、上記のような協定を結ぶことで楽になると思います。

良問というのは、すべての問題の合計得点が高い人ほど、正答率が高い問題。

悪問というのは、すべての問題の合計得点と、その問題の正答率が相関していない、あるいは負の相関を見せている問題。

本当は、「こういう問題を正答するような学生に来て欲しい」という分析を丁寧に行って、それを次の問題作成に反映させることが大切なはずです。これをちゃんとやらないと、単なる「選抜のための入試」になってしまいます。

おそらく,授業内ではこの方法を採ることは可能です。

しかし,高校には文部科学省が定めるカリキュラムがあるので,それと整合性を持たせる必要があります。

【コラム】米国人にとって「戦争」とは

http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/11/18/20061118000008.html

本筋とは直接関係ない言及です。

 独立戦争は米国人たちにとって特別な意味を持つ。彼らがこの戦争の指導者らを呼ぶ時に使う用語が「Patriots(愛国者たち)」というものだ。このほか、「Founding Fathers」(建国の父たち)、あるいは「Framers」(設計者)という表現も、独立戦争の指導者らを指すものだ。表現こそ違うものの、同じ意味をなすこれらの言葉には、戦争を通じた米国の建国と、その戦争を率いた人々に対する自尊心、また彼らが夢見た米国の理想に対する信頼感が込められているのだ。「テロとの戦い」から、アフガニスタン侵攻、イラク戦争と続く、終わりなき戦争に疲れた米国人たちが今、建国の精神に再び目を向け、思い返そうとしてるのだ。

戦争は出来うるなら忌避すべきものですが,それでも戦わなければならないときがあります。

「戦争」とは何も、韓国だけに国家の運命を決める生死の問題ではない。米国にとってもそれは同じだ。ただ、米国人たちにとっての戦争とは、悲惨さとともに勇気と犠牲の象徴でもあり、自国の歴史において最も大きな自負心を抱かせるものでもある。

うーん,わかるようなわからないような。


前後しますが,

 米国の書店で今年2月以来、10カ月連続でベストセラーになっている本がある。著名な伝記作家で、ピューリッツァー賞を受賞したデイヴィッド・マカルーの『1776年』だ。

この本に少し興味を持ちました。邦訳は出ているんでしょうか?

机の上を散らかさないようにするための10のコツ

http://www.future-planning.net/x/modules/news/article.php?storyid=1837

ちらかしキングの私が引用しますよ。

1.まずは、紙の資料をなんとかする。

2.安易に付箋使わない

3.用の済んだ印刷物は捨てる

4.カラのフォルダを用意しておく

5. 机の上をきれいにすることを習慣化する

6.使わないペンは机の上から追放する

7. ノベルティグッズ(schwag)は要らない

8. 業務に関係のない本は家に持ち帰る

9. デスクで物を食べない

10. やたらと写真を飾らない

この中で,3,4,5,8,10は実践済みなので,特に1を注意して実践しようと思います。

電子ファイルと同様の方法で、紙の資料も整理できるはず、ということで、手始めにいくつかの“入れ物”を用意すべし。

【A.受信トレイ】 最初に資料が“着陸”するところ

【B.保留トレイ】 仕分け先が未決定の資料を入れておく

【C.アクションファイル】 処理に2分以上かかりそうな資料を入れておく

【D.進行中案件ファイルボックス】 進行中の案件資料を紙フォルダーに挟んで入れておく

【E.ファイルキャビネット】 完了案件、参照資料を紙フォルダーに挟んで入れておく

【F.アーカイブ】 捨てる予定の資料を入れておく( ← 捨てる判断に迷った時はここに入れておく)

ううん,難しいなあ。自分にとって使いやすいようにこの整理方法をカスタマイズする必要があります。自分の作業はこのような進め方でないので。

作曲のための本 061117

本返す必要があるので,メモして返します。そして別の本を借りてきます。自転車操業


岡田和夫 (1978) 『作曲入門講座Ⅰ』 飯塚書店 761サ1 市民書庫 言葉遣いがちょっと古い。専門的な解説に近いのであまり参考にしない。

木原靖 (1971) 『図解音楽作曲の教室』 北隆館 76 市民書庫 子ども向けでわかりやすい。一読してからメモをとる。歌詞の載せ方など。

林哲司 (1999) 『新ポップス作曲法』 リットーミュージック 761ハ 市民 菊池桃子等に楽曲提供しているプロの作曲家による。コラム的な示唆に富んでいる。

林知行 (1997) 『標準ポピュラー音楽理論』 シンコー・ミュージック 761ハ 市民 MIDIについてのコラム有り

いじめ雑考

小中高生のいじめ自殺に端を発したいじめ問題について。

実は超長文を何度か書いているのですが,まとまりついてないのでアップしません。

自分も基本的にいじめられる側だったので,個人的経験に基づく逃げ方や対処の仕方についてしか言及できないんですね。その言及の仕方については既に批判がされています。私の言葉で要約しなおして大まかに分けると,1,いじめる方も論じないと解決できないのでは?,2-1,いじめられない方法を列挙することでは全てを解決することはできない,2-2,いじめられない方法を列挙し明文化することで逆に「なんでこうしなかったの?」といじめられる側を追い詰めることになる,2-3,いじめられない方法を列挙することは「こうやって逃げた」との自慢にしか読み取れない

と見ております。

これについては,1,そうかもね。ただ,精神的,肉体的に切迫しているのはいじめられる側なので,そちらを優先しているのだと思う。あと,わざわざ言及したい人はおそらくいじめられた経験がある。他人に加害されたほうが,他人を加害したより記憶に残るから。 2-1,一部は解決できるんじゃないか?少なくとも,対処方法を全く知らないよりは,知ることができる状況にあったほうが良い。かつての自分がそうだったから。 2-2,そんな理由で追い詰める奴のほうが悪い。あくまで提案なので選べるといい。 2-3,少なくとも,個別かもしれませんが実際に成功しているため,実効性が期待できるわけです。自慢と実効性,どちらが有益でしょうか。

との返事があります。


「いじめ」を内面化するな!!

http://d.hatena.ne.jp/inumash/20061113/p1

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対処療法として、「いじめられない方法」を共有するのも、逃げ道を確保してあげるのもいい。周囲がコミットしてあげることも重要だ。でもまずは「いじめ」の内面化を否定し、構造的問題として語ること/語らせること、その環境を準備することこそ必要なのだと思う。

そう、君がいじめられているのに、何一つ理由なんか無いのだ。ただのゲームだ。つまらないゲームにいつまでも参加している必要はないよ。とっとと降りようぜ。どうせ、そこで勝っても何も貰えないんだから。

傍線は引用者による。

自分のせいにしすぎないこと,客観的に把握する/させるために,語る/語らせることが主張されています。問題の解決方法として妥当に感じます。


また,

いじめる側のメリットが大きくコストが少ない限り、いじめ発生は不可避だろう

http://d.hatena.ne.jp/p_shirokuma/20061113/p1

via はてブ

「いじめを通していじめる側が獲得するメリット/コスト」

を,冷静に列挙しています。メリットは特に男子に見られる傾向があります。

以下,それを簡略化して引用します。


まずはいじめを支持する積極的な意義

いじめる側にとって、いじめを行うメリットや、適応的意義

・金銭や物質の獲得

・クラス内において自分達がボス集団であることの誇示

・クラス内における幾つかの便宜の獲得

  (いじめ当人を使いっぱしりにするだけでなく、傍観者的ポジションにいる人達にも影響力を行使しやすくなるのがおいしい。)

・優越感の獲得(心理的メリット) 

・女の子からの視線

次はいじめを支持する消極的な意義

いじめ構造の安定化に寄与する因子

・自分がいじめに遭いたくないと思う人達の気持ち

・敵の明確化といじめの正当化 

いじめる側にとって、いじめを行うデメリットや、適応的意義の損失

・親に怒られる

・友達に嫌われる

・先生に叱られる

・停学・退学にはならない(※引用者メモ:ここでは「なる」とすべきではないか?)

このいずれも,現在では抑止になり得ないほど,弱体化していることが指摘されています。

この観点でいくと,確かにいじめは得になってしまいます。

 倫理性だの何だのを考える前に、まず、いじめる側のメリットや旨味について検討したほうがいいんじゃないだろうか。(中略)

いじめという現象を巡るメリット・デメリット・促進因子・抑制因子のバランスと構造を検討し、いじめ首謀者達のメリットを最小化しコストを最大化するようなアプローチを可視的に為さない限り、おそらくいじめの発生とエスカレートを食い止めることは出来ない。

まずは観察し,行動に駆り立てる要因を分析した上でいじめることが不利になるようなアプローチでないと,無くすことは難しいとの提言です。

このメカニズムを解析することは,大人のコミュニケーション不全に対しても寄与する点で有益であると感じます。

頭脳流出はBrain drainだったこと

辞書をひいていてたまたま見つけて感銘を受けた言葉。韻踏んでいたんですね。

てことは,訳語も「ずのう○のう」で韻が踏めるといいのですが,思いつけませんでした。

「ずのう○○う」で「ずのうるろう(頭脳流浪)」が精一杯です。

♪Brain drainと,例の歌が連想されたのは秘密です。JASRAC怖い。

なんかリンクしているからちょっとメモ

「正しい」とされていることに安易に追従せず、自分なりの判断を下す論拠に足る価値を作ろうとすること。


精神年齢が3段階目以上の人は、自殺をする資格がある

http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20061112

を読んで、今までにあったことを思い出しながら補強された。

以下、メモ書き。

・自身の正しさへのチェック(N氏)

・自身の正しさに対する疑いの無さ(S氏)

・正しさはおとぎ話。それを踏まえたうえで現実を受け入れ、その上で価値を見出すこと(分裂勘違い君劇場より)

志なきものにお金なんて払いたくない

http://at-most-countable.seesaa.net/article/8573292.html

自分は基本的に,価値が価格を上回っていると感じたもの以外にはほとんどお金を使いません。

その価値を作り出した背景に「志」があるものには感銘を受けます。

使う身になって設計されているものがいいですね。そうでない財やサービスは結構ありますが,できる限りは。

容量無制限のファイル共有サービス「MediaFire」

http://netafull.net/lifehack/016383.html

via はてブ

これすごすぎ。大きいストレージです。ちょっと大きなデータを友人に送ろうとしていたので,これで送ってみます。

IゼミTAのUです。

1,本日のゼミ欠席者は,今週中に欠席理由と論文の進捗状況(具体的な作業内容)を,宛先:I先生,CC:Uまで必ずメールしてください。タイトルは「Iゼミ欠席連絡と卒論進捗状況」でお願いします。類似タイトルで構いません。
欠席については,やむを得ない理由に関しては配慮します。

進捗状況については,私が状況を理解して,執筆ペースを考慮したり相談に乗るために必要なので,形式にこだわらず書いてください。

2,次回以降も同様に,欠席連絡のルールは厳守してください。

3,繰り返しますが,論文草稿(個人での完成品)は11月28日(火)が原則です。完成させてください。

この締め切りを過ぎると,添削等の時間がとれず,合格水準に達する論文に仕上がらなくなる恐れが増大します。率直に申し上げると卒業要件を満たせなくなります。

TAが求めている卒論の要素はシンプルです。

 1,論文の体裁が整っていること
 2,論文の目的が明確であること
 3,論文の目的に対応した主張が明確であること
 4,論文で展開される主張を裏付ける論拠が明確であること

1,については,4Fの図書室で先行諸研究をあたればある程度は完成できるでしょう。

しかし,2,から4,については,ゼミに出席し,報告することで精度を高めるほかありません。
クリアすべき点は,ゼミ中に口頭で,または個別に示唆しています。(だから,毎回出席したほうが得です)

もし独力でできると考えているのでしたら報告のみで結構です。
その代わり,我々は皆様の論文につきましては関知いたしません。
関知しないのは論文の内容だけではなく,結果についてもです。

ちなみに,卒論執筆活動全てが順調に行くとは考えておりません。私が提案した作業内容ができない場合は率直に相談してください。一緒に解決方法を考えます。メールでも構いません。ただし,返事は火曜日に集中することをご了承ください。

最後に,私はともかく,I先生に連絡を送らないことは最低限の礼儀に反します。
指導してくださる先生には最低限の敬意を表してください。

では,また来週元気でお会いしましょう。

SIST(Standards for Information of Science and Technology),科学技術情報流通技術基準

http://www.jst.go.jp/SIST/handbook/souron/index.htm

via F君

科学技術情報の全国的な流通を円滑化するための基準です。論文書くときに参考になるかと。投稿雑誌の要綱に従った上でです。

[ug]覚書

・TM君あて
正規性の検定について
 http://www.heisei-u.ac.jp/mi/fukui/pdf/stattext11.pdf
 (福山平成大学福井正康氏の資料)
 http://hosho.ees.hokudai.ac.jp/~kazuki/base.html#5
 (北大院生宮本和樹氏)


・KH君あて
利益保守主義の長所を再考する
http://www.osaka-ue.ac.jp/gakkai/pdf/ronshu/2006/5701_ronko_takatera.pdf
高寺貞男氏の論考